南の海上の熱帯低気圧 明日11日には台風へ 週末には沖縄に接近か
マリアナ諸島にある熱帯低気圧が、明日11日(水)には台風に発達する予想。その後、日本の南を北上し、14日(土)頃には沖縄に接近するおそれも。まだ進路予想には幅があるため、こまめに最新情報を確認してください。
新たな台風 発生へ
今日10日(火)午前3時現在、マリアナ諸島にある熱帯低気圧は、中心気圧が1002hPa、中心付近の最大風速は15メートルで、ゆっくりとした速さで西北西に進んでいます。熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風に発達する予想です。まだ進路には幅がありますが、予報円の中心を通った場合、14日(土)頃には沖縄本島に近づくおそれがあります。 日本の南の海水温は30℃前後の領域が広がっていて、台風が勢力を維持・発達できる条件となっています。今後の動向にご注意ください。
台風シーズン
台風の発生数の平年値は、年間で25.1個。9月は5.0個と、8月に次いで多くなっています。 今年は8月に6個の台風が発生し、8月の平年値を上回りました。9月は、今日10日(火)までに2個の台風が発生しています。台風シーズンが続きますので、最新の情報をこまめに確認し、備えは早めにしてください。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子