手錠窃盗の罪に問われている警察官の控訴審 一貫して無罪を主張 2025年1月21日に判決
テレビ高知
警察署で同僚の手錠を盗んだ罪に問われている警察官の控訴審が高松高等裁判所で開かれました。弁護人は一貫して無罪を主張、検察官は弁護人の訴えは棄却されるのが相当だと述べ、結審しました。 【写真を見る】手錠窃盗の罪に問われている警察官の控訴審 一貫して無罪を主張 2025年1月21日に判決 起訴内容によりますと高知県警の鈴木孝將(すずき・たかまさ)被告は、2022年4月、勤務していた南国警察署内で同僚警察官の手錠を盗んだ罪に問われています。 鈴木被告は一審で、一貫して無罪を主張。高知地方裁判所は、「紛失を隠すため、それに代わる手錠を手に入れようと犯行に及んだ」などと認定し、有罪判決を言い渡しました。 21日の裁判で弁護人は、貸与時に記載する本人が署名した「受領書」が裁判所に提出されていないことから、「客観的証拠がなく、立証されていない」と指摘。また、前回の証人尋問で「貸与品の取り違えがあった」との証言に対し、手錠の取り違えやデータの誤入力を否定できないとして、被告人の無罪を主張しました。 一方、検察官は貸与データを管理していたシステムについて、複数人で確認したり、同じ番号が二重に入力できないようになっていたりしたことから、システムの高い正確性が認められると指摘。不合理な点はないとして、弁護人の訴えは棄却されるのが相当であると主張しました。裁判は21日結審し、判決は2025年1月21日に言い渡されます。
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