パニック買いでビットコインが4万2000ドルに上昇──暗号資産全体の時価総額が1兆5000億ドル超える
今後注意が必要な理由
アナリストらは、ビットコインの見通しは明るく見えるものの、短期的には逆風が吹く可能性があると述べた。 暗号資産取引所ビットフィネックス(Bitfinex)のアナリストは4日のレポートで、「懸念の理由は、先物市場で売り圧力が枯渇しつつあるにもかかわらず、現物市場からのフォロースルーが欠けていることだ」と述べた。 レポートでは、「理由は複数考えられるが、短期投資家が不意を突かれた下落を依然として期待しており、ロングポジションをエントリーする前に確認を待っていることや、単純により小規模な市場参加者の関心がアルトコインのより高いリターンに向けられていることなどが挙げられる」と指摘されている。 このほかにも、ギャラクシーのソーン氏は、ビットコインアドレスの約85%が利益を上げているため、「さらに上昇すれば利食いが見られる可能性がある」と指摘した。 ソーン氏は、「上昇にもかかわらず、ビットコインは引き続き非常に前向きだ」とし、オーバーハングの減少(悪役の撤退、破産の解決)、材料が目前に迫っていること(現物ETF、半減期)、保有者が堅調で、建設的なマクロ環境があり、機関投資家の関与があることを挙げた。 ソーン氏は、「ビットコインは年初来で150%以上上昇しており、リスク調整後ベースで世界で最もパフォーマンスの高い資産の1つだ」と述べた。 |翻訳・編集:林理南|画像:CoinDesk|原文:Bitcoin Rally to $42K Fueled by 'Panic Buying,' Pushes Crypto Market Cap Over $1.5T
CoinDesk Japan 編集部