再稼働が予定されている島根原発2号機 運転員の訓練の様子を公開 再稼働に向けて安全文化の向上に努める 島根県
日本海テレビ
今年12月に再稼働が予定されている島根原発2号機。9月19日、実際に原発の稼働に関わる運転員の訓練の様子が報道陣向けに公開されました。 島根原発2号機の中央制御室と同じ構造の運転シミュレータ施設で行われた訓練。中国電力の職員5人が参加しました。訓練は原子炉へ給水するためのポンプと発電所内の電源が同時に故障したことを想定して行われました。 不具合を知らせる警報音が鳴り施設が停電すると、当直長や当直副長を中心に即座に状況を確認。ガスタービン発電機への移行作業が行われました。64人いる運転員のうち、39人は実際の運転の経験がない若手。約12年ぶりの再稼働に向け、人材育成が急務となっています。 中国電力 島根原子力発電所 発電部 田中克敏 課長 「非常に厳しい訓練なんですけど当直長、副長を中心に落ち着いて対応できたと考えています。若手の経験値とか(課題は)あったんですけど、こういったシミュレータ訓練を繰り返しやっておりますし、力量の維持はできている」 今年度に入って、仮設ブレーカーの火災や動力ケーブルの切断などトラブルが相次いでいる中国電力。地域住民が安心できるよう訓練や研修を重ね、安全文化の向上に努めるとしています。
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