工業高校生が手掛ける“走る生花”…前回は準優勝の男子学生が挑む全国制覇「立体構造を習っているからすごく上手なんですね」
北陸放送
女子部員が中心となって活動している「文科系の部活動」で2人の男子高校生が全国制覇を目指しました。部活動に青春をかける2人の生徒を紹介します。 【写真を見る】工業高校生が手掛ける“走る生花”…前回は準優勝の男子学生が挑む全国制覇「立体構造を習っているからすごく上手なんですね」 石川県金沢市にある金沢市立工業高校。 土木科3年の辰田珀人さん。 そして、建築科3年の山瀬順成さん。 中学時代は共にソフトテニス部でダブルスを組んでた2人が今、ペアを組んで青春を賭けているのは・・・ 「生花部」 金沢市立工業高校 土木科3年 辰田珀人さん「もともと花に興味があって、生花単体でやっている部が珍しかったので興味を持って入ってみたのがきっかけです」 金沢市立工業高校 建築科3年 山瀬順成さん「花いけで競い合うのを見て自分もやってみたいと思って高校に入って新しく挑戦してみたいという気持ちがあったんで生花部に入りました」 生花部を指導するのは草月流の田村芳春先生。 部員たちは基本を学びながら季節に合わせたフラワーアレンジメントなども作っています。 生花部顧問 中村亜沙子教諭「皆さんのイメージする生花部というのは静のイメージだと思うがうちの部は走る生花部」 “走る生花部” 市立工業高校生花部が挑戦しているのが「花いけバトル」。 制限時間5分で縦横2、3メートルもある生花の出来栄えを競い合います。 2人は、去年5月に開かれた「第3回高校生花いけバトル全国選抜大会」で準優勝し、2月の全国大会で初優勝するため練習に励みました。 「ReadyGo」 先鋒の辰田さんは、竹などを使って作品の骨格作りを担当します。 金沢市立工業高校 土木科3年 辰田珀人さん「今回水色の花器ということで涼しい風景を現すような作品にしたいということで夏のイメージが強い竹とか伸び伸びとした枝を使っていけるようにしました」 作品づくりは2人の共作。次鋒の山瀬さんは作品に彩を添えます。 金沢市立工業高校 建築科3年 山瀬順成さん「花を低めにして竹を強調させるようにして赤とか白の花でインパクトのある花を生けました」