キャサリン妃とウィリアム皇太子の「お友達」ローズ・ハンブリーとは誰か?
<イギリス王室の行事や式典にいつも参列している、ローズ・ハンブリーとは。王室とはどのような関係にあるのか。エリザベス女王時代からの「ご縁」について>
ローズ・ハンブリーことチャムリー侯爵夫人は、この10年間で公式晩さん会やチャールズ国王の戴冠式などの式典に参加するなど、王室行事でお馴染みの存在になっている。 【全身拡大写真】トランプ大統領(当時)の公式晩さん会に出席するローズ・ハンブリー 家宝のジュエリーを身にまとったその洗練されたファッションスタイルは雑誌などやSNSなどのメディアでも取り上げられるなど、話題の人物だ。 そもそも、チャムリー侯爵夫人とは誰なのか? 王室とはどのような関係にあるのかを本誌が追った。 チャムリー侯爵夫人こと、ローズ・ハンブリーはウェブデザイナーのティモシー・ハンブリーとファッションデザイナーのエマ・ハンブリー(旧姓ロングマン)夫妻の間に1984年に生まれ、エセックスで育った。 母方の祖母レディ・エリザベス・ロングマン(1924-2016年)はエリザベス2世の長年の友人で、フィリップ殿下(エディンバラ公爵)との結婚式でブライズメイド(花嫁の付添人)の1人を務めたことが知られている。 ローズ・ハンブリーはオープン・ユニバーシティ卒業後に世界有数のモデルエージェンシー「ストーム」に所属し、ファッションモデルとして活躍。また保守党の国会議員マイケル・ゴーヴのリサーチャーとしても働いていたという。 イギリスでも最も格式の高い貴族家系の1つであるチャムリー侯爵家の現在の当主デイヴィッド・チャムリー侯爵(第7代)と2009年6月に結婚。当時、「サンデー・タイムズ」紙が総資産が推定6000万ポンド(約115億円)であると報じていた。 夫のデイヴィッド・チャムリー侯爵はウィリアム皇太子とヘンリー王子も通ったイートン校出身で、エリザベス女王在位中の1990年から2022年まで、イギリス王室で式部卿も務めていた。そのため、妻のローズ・ハンブリーも王室にかかわる国家行事にともに出席していたのだ。 夫妻には3人の子供がおり、2009年生まれの双子のアレクサンダー・ヒュー・ジョージ・チャムリー卿(ロックサヴェイジ伯爵)とオリバー・ティモシー・ジョージ・チャムリー卿、そして2016年生まれのレディ・アイリス・マリーナ・アリーヌ・チャムリーがいる。 ローズ・ハンブリーとウィリアム皇太子とキャサリン妃がどのように知り合ったかについて詳細は明らかになっていない。しかし、2009年のチャムリー卿の結婚の際に知り合ったと考えられている。 ウィリアム王子(当時)とキャサリン妃が結婚の祝いとして女王から2015年に贈られたアンマー・ホールの別宅は、チャムリー侯爵夫妻ともご近所同士。 そのため2016年、「イースト・アングリア子供ホスピス」のレセプションパーティでキャサリン妃とウィリアム王子(当時)がチャムリー卿夫妻と一緒にいる姿をキャッチされている。 また2023年、キャサリン妃がお忍びでエレクトロミュージックの「ホートン・フェスティバル」に参加した際にも、その直前にチャムリー家で食事をしていたと言われている。 実はそのフェスティバル前に、チャムリー侯爵夫妻はチャールズ3世の戴冠式に招待されている。 というのも、ジョージ王子とともに「ページ・オブ・オナー」の1人として、戴冠式の式典中に新国王チャールズ3世のローブを持ってバッキンガム宮殿に登場したのが、まさにチャムリー侯爵夫妻の次男オリバー君であったからだ。
ジェームズ・クロフォード=スミス