ホークス元エースの攝津正さんが若き「捕手・栗原陵矢」に見た原石の輝き。野球を愛するshake hands社長が次世代育成と社会貢献に取り組む理由とは【第2期OTTO!学生スポーツゼミ⑩】
■野球界の課題解決に向けたアイデア
各班のプレゼンには、野球界の抱える課題の解決に向けたアイデアが盛り込まれた。 A班 目指すのは楽しい野球教室。金属バットではなく、軽いバットや柔らかいボールを使い、服装も私服でOKにして参加のハードルを下げる。その日のレッスンで習ったことを自宅に帰って復習できるスマホのアプリゲームのようなものを作れないか。 イベント告知の方法として、広告をショッピングモールに貼る。動画サイトに練習風景を投稿したり、小学校でチラシを配ったりする。 B班 子どもたちが受動的に教わるのでなく、能動的に動くカリキュラムがいいのではないか。そのため少人数制にすれば、屋内でも実施できる。本気でプロになりたいという子どもに進路を教えるのもいいのではないか。野球は必要な道具が多く、保護者の負担が大きいのが課題。子どもは成長が早いのでサブスクやレンタルをすることで始めやすくなる。 C班 がちんこで(本格的に)野球をしたい子ども向けのプレミアムプラン、少しやってみたいという子ども向けのスタンダードプランを設ける。課題の道具の準備については、使わなくなった道具のリサイクル、リユースする仕組みを事業化したい。道具を寄付した人にはプロ選手のサインを贈るなどの特典を付ける。 D班 さまざまなスポーツをやれる環境をつくる。道具のレンタルシステムを構築する。親の負担を少なくするため、会費を取って子どもの送迎サービスなども行う。 E班 幼稚園向けと小学生向けでプランを分ける。幼い頃、新聞を丸めたボールと、ラップやアルミホイルなどの芯をバットにして野球をやっていた。身近な物を使って野球をする遊びを取り入れる。道具は自分たちで用意しなくもよく、お下がりを使う。
西日本新聞社
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