セレーナ・ゴメス トランプ氏の応援演説で人種差別発言をした米コメディアンを猛批判
米歌手セレーナ・ゴメス(32)が、先日のドナルド・トランプ米大統領候補の集会で応援演説した炎上系の米コメディアン、トニー・ヒンチクリフ(40)が人種差別発言をしたとして猛批判している。 27日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたトランプ氏の集会でヒンチクリフは、さまざまな人種や信条の人たちを痛烈に揶揄(やゆ)するジョークを次々に飛ばし、プエルトリコについては「浮かぶゴミの島」と表現した。 これを聞いたセレーナは米誌「バラエティ」に、「この発言に強く抗議する」と伝えた。メキシコ人の父とイタリア系米国人の母を持つセレーナは、プエルトリコ人同様ラテン系で、「同じ仲間たちを支えたい」と語った。 ヒンチクリフの発言はプエルトリコ人やラテン系コミュニティの間でも物議を醸し、プエルトリコ出身の人気ラッパー、バッド・バニー(30)はトランプ氏の対立候補カマラ・ハリス氏支持を突如、表明するまでに至った。 米ニュースサイト「TMZ」によると、ヒンチクリフのジョークの多くは観客からおおよそ好意的に受け止められたが、「なんか海に浮かぶゴミの島があるそうだ。島の名前はプエルトリコと言うんだけどね」と問題の軽口をたたいた際は大スベリした。 ヒンチクリフは2021年、前座のアジア系コメディアンに対して人種差別発言をしたとして所属事務所から解雇され、複数のスポンサー契約を失った。
東スポWEB