【来年引退】プロレスラー棚橋弘至 “1週間に1回やってしまう” 今の悩みは戻らない体形
■引退試合は「一番強い選手とタイトルマッチをやれたら」
――引退する2026年の1月4日の大会では、メインイベントを狙っているんですか? そうですね。“IWGPヘビー級”は何回か巻いたんですけど、まだ“IWGP世界ヘビー級”に名前が変わって、新しくなってから巻いてないんですね。だから引退試合でIWGP世界ヘビー級に挑戦して、勝つでしょ。勝ったら「チャンピオンなのに引退?」ってなるじゃないですか、そうしたら「えーんちょう(延長)」とか言ってね。これ引退を撤回するかもしれないですからね。これ暴動が起きるね(笑) いや、冗談ですけど。本当だったら、体力が続いたりとか、ケガもなければ、いつまでもやっていたいって気持ちはあるんですけど。僕“チャンピオンベルトを目指さなくなった時が選手として引退する時だ”って昔から思っていて。もうチャンピオンになれない、一番になれないって思ったら諦めがつくじゃないですか。だから願わくは、引退試合に一番強い選手とベルトをかけてタイトルマッチをやれたら、本当に諦めがつくんじゃないかなっていう気がします。やりきったっていうかね。まぁ勝つ気でいきますけどね。
■多忙な日々でのリフレッシュ方法
――選手兼社長として多忙な中での、棚橋さんの“リフレッシュ方法”があれば教えてください。 リフレッシュ方法は、おいしいものを食べる。 ――どんなものを食べたりしますか? お米。いや、本当にずっと節制していたんですよ。最近ちょっと過食気味になっていますけど、本当に決まった時間に、決まったものを、決まった分量だけ食べるっていう生活をもう20年以上やってきたので、なかなかタイトルマッチが終わった後ぐらいしか。 “チートデイ”って言うんですけど、ボディービル用語で。“好きなものを食べまくる”みたいなのをやってなかったんですけど、今は1週間に1回くらいチートデイがきてしまって。なかなか体形が戻らない。ただ、もう現役生活、残り短いので、やっぱり引退する日は過去最高のコンディションで引退したいなっていうのは思っています。 棚橋さんは、1999年に立命館大学を卒業し、新日本プロレスリングに入門、同年10月にデビューしました。2006年には、団体最高峰のタイトルでもあるIWGPヘビー級王座を獲得し、新日本プロレスの“エース”として長年活躍する一方で、2023年12月に、所属する新日本プロレスリング株式会社の取締役社長に就任し、団体としてはアントニオ猪木さん、坂口征二さん、藤波辰爾さんに続く、史上4人目の選手兼社長として活動しています。