「QTに行っても仕方がない」シード喪失危機の菅沼菜々 政田夢乃は逆転シード入りへ「なるようにしかならない」
シード入りには優勝が絶対条件の菅沼菜々
◆国内女子プロゴルフ 大王製紙エリエールレディス 11月14~17日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6575ヤード・パー71 【動画】「役者ですねー」 菅沼菜々の“あざとかわいい”転倒の瞬間を捉えた映像
今季の国内女子ツアーも残り2試合となった。 明日開幕する「大王製紙エリエールレディス」終了後には来季のシード選手が確定。次週の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、今季優勝者とメルセデス・ランキング(MR)上位者の40人となるため、シードの当落線上にいる選手は今大会が最終戦となる。
シード獲得にはMR50位以内に入るのが条件。 昨季は2勝してMR11位に入った菅沼菜々だが、今季は28試合中15試合で予選落ちを喫し、現在は同78位と低迷。一発逆転でのシード入りには、今大会で優勝することが絶対条件だ。 「このコースは相性が良くて、グリーンも速いので好きです。(シード確定には)優勝しかないというと、かなり厳しい部分はあるけれど、やってみないと分からない。調子がいいからと勝てるわけでもないですが、諦めずにプレッシャーに感じないようにしています。QTに行っても仕方がないと考えています」と覚悟を決めている。
政田夢乃の逆転シード入り条件は単独5位以上
今季の「NEC軽井沢72」で2位タイに入るなど、トップ10入りが4回のルーキー・政田夢乃。現在はMR61位で、逆転シード入りの条件は単独5位以上となっている。 「私自身はあまり深く考えていないのですが、周囲が言ってきます」と笑う。シードがかかる試合とはいえ、そこまで緊張はしていない様子。 「自分の性格的にもそうなんですけれど、なるようにしかならないと思っています。普段からそういう感じなので、いつも通りの1試合。出るからには優勝したい気持ちが強いので、そこを目指してやればシードもついてくると思っています」 シード獲得という目先のことよりも優勝を狙う政田。緊迫するシード権争いで、どれだけ成長した姿を見せられるか注目だ。
キム・ミョンウ