＜ソ・オ＞優勝し小久保監督（左）と握手を交わす柳田（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　ソフトバンク9―4オリックス（2024年9月23日　京セラD） 　マジック「1」としていたソフトバンクが23日、オリックスに勝ち、4年ぶり22度目（1リーグ時代を含む）のリーグ優勝を決めた。歓喜の輪にはケガで戦列を離れた柳田悠岐外野手（35）の姿もあった。 【画像あり】 ソフトバンク栗原がオモシロV会見　リップ塗り塗り　指揮官「栗原はタイトル関係ないかも…」に“反論” 　柳田は「凄い強いチームだな」と改めて今季の戦いぶりを振り返った。 　若手とベテランが融合について「チームって若い選手がどんどん出て強いチームになるのが球団の理想やと思うので。こうやって優勝という形になって若い選手が自信をつけて、来年、再来年また強いチームになるんじゃないかと思う」と手応え。一方で「そういう選手に負けないように頑張りたい」とライバル心ものぞかせた。 　柳田は5月31日の広島戦で内野ゴロを打った際、右脚を痛がるそぶりを見せて最後は倒れ込むように一塁にヘッドスライディング。アウトの判定後は、苦悶の表情で立ち上がれずコーチに支えられ途中交代。「右半腱様筋損傷」で全治4カ月と診断され、リハビリ組で調整を続けてきたが、今月20日にウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦（タマスタ筑後）で実戦復帰を果たした。 　これまでとは違う、グラウンドの外から見た優勝。「僕が試合に出ていない。ファン目線。そんな感じで喜んでいました」と話しつつ悔しさもにじませた。「仕事なので。球団の人にちゃんと働けと思われていると思う。そこは責任はある。しっかり準備してやりたいと思います」とポストシーズンに向けて決意を示した。