久保建英、完全アウェーも黙らせる!9月以来のゴールへ意欲「どうしても点に絡みたい」 15日W杯アジア最終予選インドネシア戦
【ジャカルタ14日=山下幸志朗】国際サッカー連盟(FIFA)ランキング15位の日本は、15日午後7時(日本時間同9時)から当地で行われる2026年W杯アジア最終予選C組第5戦で同130位のインドネシアと対戦する。この日は試合会場で公式会見と冒頭15分のみ公開で公式練習が行われた。代表ではここまで39試合5得点のMF久保建英(23)=レアル・ソシエダード=は9月以来のゴールへ意欲を見せた。ここまで日本は3勝1分けの勝ち点10で首位。インドネシアは3分け1敗の勝ち点3で同5位となっている。 完全アウェーを自分のゴールで黙らせる。多くの現地メディアが見守るなかで行われた前日練習。MF久保は気温32度のジメジメとしたピッチで黙々と汗を流した。 「あれだけのプレーでアシストも得点もつかないのはもったいない。(代表でも)目に見える結果も求めていきたい」 所属するスペイン1部のレアル・ソシエダードでは、10日のバルセロナ戦で1-0の金星。マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれたが、無得点だった。今季は13試合3得点で物足りなさも残り「どうしても点に絡みたいというところはある」とゴールへ意欲を見せる。 今回は最終予選全4試合に先発し、1月のアジア杯・インドネシア戦で2得点のFW上田がけがで不在。久保のゴールに期待がかかる。「個人的にはすごくコンディションが良い。自信はある」と言葉に力がこもる。 代表合流直前にホームで強豪を倒してきただけに、日本に立ち向かってくるインドネシアの気持ちも理解している。バルサ戦では先制すると「勝てるかな。これを逃すともったいないなと、すごく思った」と勢いがついただけに、FIFAランクでC組最下位の相手に対してもわずかな隙も見せるつもりはない。 すでに7万7000人収容のブンカルノ競技場のチケットは完売。この日は日本メディア40人程度に対し、100人超の現地メディアが詰めかけた。会見に臨んだ森保監督は「超アウェーの厳しい戦いになるが、一丸で戦い抜きたい」。東南アジアの新興国が大注目する一戦で威厳を示す。 ◆MF南野 「この国(インドネシア)が今、代表もリーグも勢いに乗っている。そういう雰囲気に飲み込まれないように、アグレッシブに序盤から押し込みたい」