【陸上】17年世界選手権800m金のボスがドーピング居場所情報義務違反で資格停止処分 昨年12月に現役引退
2017年ロンドン世界選手権男子800m金メダルのP.A.ボス(フランス)がドーピング違反のため、フランスのアンチ・ドーピング機構から16ヵ月間の資格停止処分を受けることが4月26日までにわかった。22年9月から23年6月までの間に3回の居場所情報関連義務違反があったため。 ボスは現在31歳。世界選手権ではロンドン以外にも、13年モスクワで7位、15年北京で5位に入っている。また、16年リオ五輪では4位だった。自己ベストは14年に打ち立てた1分42秒53で、現在でもフランス記録として残っている。 その後は度重なるケガに悩まされ、22年に大腿部の手術を受けていた。復帰して地元で行われる今夏のパリ五輪出場を目指していたが、この間に居場所情報関連義務に違反。23年4月の競技会出場を最後に、同年12月に引退を表明していた。
月陸編集部