「辞めジャニ」というだけじゃなかった…反町隆史&松嶋菜々子夫妻CMでわかった残留組の使いづらさ
反町隆史と松嶋菜々子夫妻の夫婦初共演となったCMが話題になっている。 「理想の芸能人夫婦ランキングでも常連ですし、いまだ仲睦まじい2人が結婚会見以来並んだのですから話題にならないはずがありません。評判は上々で、売り上げにも間違いなく貢献していると思います」(広告業界関係者) 【ヤダ~恥ずかし~!】すごい!ドラマ『GTO』撮影時、NGを出して反町隆史に抱きついたまま照れ笑いを浮かべる松嶋菜々子 このCMは『資生堂』の「男性化粧品」だが、そう聞いて思い出されるのが木村拓哉の存在だ。 旧ジャニーズ事務所の性加害問題で、所属タレントのCMが次々と契約解除された。その中で、いちばん最初に無くなったと言われているのが、木村が出演する予定だった同社のメンズコスメのCMだった。 「ナショナルスポンサーの『資生堂』がいち早く決断したことが、他社のジャニタレ起用に影響を与えたと言ってもいいでしょうね。木村さんと同じくらいCM出演が多かった嵐の二宮和也さんが独立する際に『怖くなった』と表現したのも、CM契約が無くなることを懸念してのことだと言われています」(前出・関係者) そのCMが、反町・松嶋夫妻によって日の目を見たということのようだ。 「木村さんの代わりですから、反町さん一人でも悪くはなかったと思います。でも、そこに松嶋さんが加わったことで、夫のスキンケアのために妻が商品を購入するというアプローチもできる。もともと松嶋さんは“きれいなおねえさん”でしたし、美肌でも有名。 “美魔女ブーム”を作った女性誌の表紙も務めており、奥様方の支持は絶大です。松嶋さんが出演されたことで、購買層もほぼ倍になったと言えるでしょう」(広告代理店キャスティングプロデューサー) では、もしそのまま木村を起用していたら、キムタク&工藤静香の夫婦共演はあり得ただろうかという素朴な疑問が浮かぶが、 「木村さんがあのまま起用されていたら、お一人での出演だったでしょうね。女性の好感度という点で、工藤さんとの共演はおそらくなかったと思いますよ。木村さんのファンからすると複雑でしょう……。そもそも旧ジャニーズ事務所としては、大っぴらに妻の話をするのはNGです。夫婦共演は木村さんじゃなくても難しいでしょう」(広告代理店のキャスティングプロデューサー) と嘆く。 それは、CMだけでの話ではない。雑誌やスポーツ紙のインタビューも同様で、 「子供の話はギリギリOKだが、妻に話が及ぶと事務所から『カットして』と要望が入るようです。どんなにいい話でも妻のエピソードは掲載不可です。旧ジャニーズ全盛期にはそれが当たり前でしたが、今となっては『そんな時代ではないのでは』という印象を受けますね」 と、テレビ誌記者は苦笑する。 旧ジャニーズ事務所といえば、実は反町もジャニーズJr.だった。辞めジャニが、ジャニタレの仕事をしているのは偶然ではないだろう。原因は、性加害問題だけでなく、家族の話題もNGとなる旧ジャニーズの体質にもあるのだ。
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