青木美沙子、映画「ハピネス」で演技に初挑戦 嶽本野ばらが出演オファー
窪塚愛流と蒔田彩珠のダブル主演映画「ハピネス」に、ロリータファッションモデルの青木美沙子が出演したとわかった。彼女は、原作小説を手がけた嶽本野ばらからオファーを受けて、演技に初挑戦した。 【画像】映画「ハピネス」より、青木美沙子の出演シーン 同作は、余命1週間と医者から宣告された少女・由茉と、彼女の夢を全力で支えようと奔走する少年・雪夫による青春ラブストーリー。篠原哲雄が監督を務め、窪塚が雪夫、蒔田が由茉に扮したほか、橋本愛、山崎まさよし、吉田羊が共演に名を連ねた。 外務省任命の「カワイイ大使(ポップカルチャー発信使)」として、世界にロリータファッションを普及する活動に励んでいる青木。映画では、クラシカルロリータの代表ブランド「イノセントワールド」本店の店員を演じた。“聖地巡礼”と称して、長年憧れてきた同メゾンを初めて訪れた由茉を優しく迎える役どころだ。 青木は「由茉ちゃんの夢を一緒に叶えてあげられるような素敵な役だったので、とても嬉しかったです」と心境を明かす。そして「『自分らしく生きる』由茉ちゃんの姿に共感し、ロリータファッションを愛するひとりとして励みになりました」とも述べた。 なお、青木は「登場人物のお洋服は原作に忠実にしてほしい」という嶽本の意向により、原作に描かれたロリータファッションを忠実に再現するためのアドバイスや、衣装や小物の提供を行うなど撮影に全面協力した。嶽本は「青木美沙子さんがいなかったら、衣装が用意できなかった」と語っている。 「ハピネス」は5月17日より全国ロードショー。 ■ 青木美沙子 コメント 演技の経験はなかったのですが、野ばらさんからお話をいただき、出演をお引き受けしました。主人公の由茉ちゃんの夢を一緒に叶えてあげられるような素敵な役だったので、とても嬉しかったです。 「自分らしく生きる」由茉ちゃんの姿に共感し、ロリータファッションを愛するひとりとして励みになりました。ロリータファッションは、現実を離れてお姫様になって違う世界へ行き、日常をリセットし、幸せをチャージできる。着ることで、不安が取り払われるような魔法のお洋服というところが魅力だと思います。 外見の偏見が強いファッションではあるものの、由茉ちゃんから「自分らしく強く生きられるように」というメッセージをいただいて、勇気をもらいました。この作品を通して、日本だけではなく世界各国にロリータファッションの魅力や日本の文化を知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。ぜひ多くの方にご覧いただきたいです! (c)嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会