イチロー選抜 KOBE CHIBENとの一戦を控える高校野球女子選抜がエイジェックスポーツ科学総合センターで事前合宿
9月23日に東京ドームで開催される「高校野球女子選抜vsイチロー選抜 KOBE CHIBEN」を前に、高校野球女子選抜の事前合宿が9月21日、22日の2日間、エイジェックスポーツ科学総合センターで行われる。 【写真】国内最大級「エイジェックスポーツ科学総合センター」落成式 2021年に始まった、高校野球女子選抜とKOBE CHIBENの試合は今年が4回目を迎え、イチロー氏に加え、メジャーリーグで活躍した松坂大輔氏、松井秀喜氏も参加し、注目度の高い試合となっている。 今回は、第28回全国高等学校女子硬式野球選手権に出場した選手を中心に20人の選手が選抜されており、『高校野球女子選抜強化プログラム2024』と題された合宿ではチーム練習に加え、体力測定や打撃、投球の分析が行われるほか、最新鋭のマシンを利用した練習など、施設の強みを生かしたメニューが展開される見通しだ。 体力測定を担当する、エイジェックスポーツ科学総合センターの松橋朝也さんは「現時点の体力要素を数値化し、理解することは、本大会に留まらず、今後のアスリート生活においても重要な糧となると考えています。選手の皆様には、パフォーマンス発揮の最も土台となる‘’体力‘’に関する知識・取り組み方を備えて、より高みを目指していただきたいです」と、プログラムの意義について話す。 また、投球・打撃の測定を担当する同センターの佐藤正紘さんは、「測定したデータから自分の現状把握や特徴を知ることでパフォーマンスの向上や選手自身の視野を広げることを目的としています。また、測定したデータを蓄積して活用することで、次世代の選手の一助となること、女子野球界の発展に貢献できればと思います」と、プログラムを通して、参加選手だけでなく、女子野球そのものに寄与する機会となることを期待する。 過去3年は全てイチロー氏が完投勝利(2021年、23年は完封)を収めており、高校野球女子選抜にとっては難敵とも言える相手に対し、科学の力も利用して立ち向かう姿に注目したい。 そして、今後の「マドンナジャパン」を担う次世代からも目が離せない。
アスリートマガジン編集部