「ドジャースと契約が成立したという噂を聞いた」佐々木朗希のロッテ同僚の元サイヤング賞左腕カイケルがNYポスト紙で注目発言…「ヤンキース、メッツは話の中心になかった」
またカイケルは、佐々木を細かく分析してその能力を「60」から「80」という数値で表した。カイケル独自のスカウティングレポートによると投球術は「70」。 「ストレートが序盤に決まっていなかったことを何度が見た。だが、彼は、そこでスライダーやスプリットでもストライクを取ることができた」 ストレートのレベルは「70」以上。 「93(約150キロ)から94マイル(約151キロ)を投げることができて成功している」 カイケルは、ネット裏に陣取っていたメジャーのスカウトや関係者に「インパクトを残そう」として佐々木が時々100マイル(約161キロ)以上に球速をアップしていたことも明かした。ベストの変化球は、スプリッターで「65」から「70」。スライダーは「70」で「このボールは80にするチャンスがある。それこそが彼がどれだけ優れているかということだ。彼はディラン・シーズのようにできるし、球数の60%で投げることもできる」と、今季ノーヒットノーランをやってのけたスライダーの“申し子”であるパドレスのシースに重ねた。そして課題とされていたメンタルについても「プラスプラスだ」と高く評価した。 カイケルは「私は普段厳しい評価をするが、彼はまだ23歳だから寛大にした。私は24歳でデビューししっかりと成長するまでさらに2シーズンかかった。そして私は23歳の彼が、とても素晴らしい打者を打ち取っているのを目にした。MLBで活躍できるだろうと本当に思っている」と太鼓判を押した。 カイケルは今季千葉ロッテに途中で加入して8試合に登板、2勝4敗、防御率3.60の成績に終わったが、チームメートと親交を深めるために夕食会を開いた。そこで、佐々木の性格や英語を勉強していたことも知ったという。 「知性があり、情報を欲し、クラブハウスでも役立つ存在だった。彼は好奇心が強い若者だが、日本の文化の中では、とても寡黙だ。しかし彼は勝つことを望み、野球を愛している。だからそれを無視することはできない。彼は最高の投手になりたいと思っている。そして史上最高の投手の1人になれると彼が思っていると、私は本当に信じている」 佐々木は千葉ロッテの5年間で、一度も規定投球回数をクリアしたことがなく、今季も故障で長期にわたって戦列を離れるなど、中4日、中5日できっちりとローテーを回すメジャーで通用するのか?という疑念の声もある。だが、その才能を間近で見てきたカイケルは、将来性も含めて成功を信じて疑わない。 果たして佐々木は、どこのユニホームを着てメジャーデビューするのか。ポスティング申請の締め切りは12月15日。交渉期間は米球団への通知から45日間となっている。
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