県内の100歳以上、最多2025人 初の2000人超え 新100歳は1018人、最高齢は111歳
鹿児島県は10日、県内に住む100歳以上の高齢者が、15日時点で昨年より61人多い2025人になると発表した。記録が残る1989年以降で最も多く、初めて2000人を超えた。本年度100歳を迎える1924(大正13)年度生まれの人は1日現在で、1018人(女性878人、男性140人)。最多だった昨年度より5人少ない。 100歳以上の内訳は女性1809人、男性216人。人口10万人当たりの人数は130.73人で、前年より5.07人増えた。地区別では大島が205.30人で最も多く、南薩185.42人、北薩157.21人と続く。最も少ないのは鹿児島で103.10人だった。 100歳以上の人口は2010年に千人を超え、この10年で1.5倍に増えた。県高齢者生き生き推進課は「生活環境や医療の向上で、長寿を可能とする環境が整ってきたことが要因」としている。 1日現在の県内最高齢者は、さつま町の高下マサヲさんで111歳。男性の最高齢は出水市の與儀仁助さんで108歳。
南日本新聞 | 鹿児島