【有馬記念】アーバンシック 思惑通りの仕上がり 武井師「今ならウイニングランできそう」
「有馬記念・G1」(22日、中山) 菊花賞馬アーバンシックが有馬記念に挑む。土曜は坂路で調整した。以下、武井亮調教師との一問一答。 【写真】阪神・岡田オーナー付顧問“ラスト采配”そら「フレッシュな3歳馬で勝負よ」 ◇ ◇ -土曜朝は美浦坂路で4F60秒9-14秒6。最終調整の雰囲気は。 「すごくいい感じです。前進気勢があるなかで完全にコントロールが利くし、(手綱を)放したらドキュンと行けるような感じ。思った通り、順調に来ましたね」 -ドウデュースの回避を聞いて。 「レースを使う前は“強い馬が出てこない方がいい”と思うけど、今回は自分も含めて、みんなが“負かしてやろう”という気持ちになっていたと思う。出てこないのはしょうがないし、残念。ですが、あの馬がいなくてもすごいメンバーなので、そのなかで勝ってほしい」 -レースプランは変わるのか。 「自分はクリストフ(・ルメール)に任しているから気にしないけど、ジョッキーのレースプランは全員組み立て直しでしょうね。だからそういう面も含めて、クリストフは心強いです」 -鞍上に指示などは。 「出したことはないです。菊花賞前に“(一頭だと不安だから)ウイニングランはしないでね”と言ったくらい(笑)。でも、(気性が成長した)今ならウイニングランできそうな感じがありますね」 -木曜発表の馬体重は521キロ(前走時510キロ)だった。 「菊花賞前の木曜が515キロだから、5キロくらい増えていますよね。今回増えた5キロは純粋に成長分だと思っています」 -厩舎としてもグランプリ初参戦になる。最後に意気込みを。 「(枠順抽選会で)長澤まさみさんと見上愛さんが美人過ぎてビビりました(笑)。(有馬記念のプレゼンターを務める長澤から)表彰式で授与していただけるように頑張ります」