40歳会社員、月の手取りは「20万円」です。新NISAが気になっていますが、毎月「1万円」でも意味はありますか? 今からでは遅いでしょうか…?
<図表1> SBI証券のデータを基に筆者作成
毎月1万円でも20年後には運用益が170万円に
投資信託で運用した場合の想定利回りを年率5%として、金融庁のシミュレーターを利用して計算してみましょう。毎月1万円、想定利回り5%、積立期間を20年とすると、20年後のリターンは411万円(元本240万円、運用収益171万円)となり、毎月1万円でもじゅうぶんなリターンが得られることが分かります(図表2)。 さらに、毎月3万円を積み立てる場合を考えてみましょう。この場合、20年後のリターンは1233万円(元本720万円、運用収益513万円)となり、老後の貯蓄としてしっかりと役割を果たしてくれそうです。
<図表2> 金融庁 資産運用シミュレーション
1万円からでも資産運用を始めるべき
資産運用に回せるお金が1万円だとしても、5000円だとしても、始めるのが遅いということはありません。資産運用に興味を持ち、将来に備えたい人はこれからでも始めることをおすすめします。 国が準備しているNISAやiDeCoなどの資産運用をサポートする仕組みがあるので、これを利用しない手はありません。これから投資を始めようと考えているのであれば、まずはリスクが小さい商品から資産運用を始めるのがよいのではないでしょうか。 出典 国税庁 株式・配当・利子と税 一般社団法人 投資信託協会 投資信託の基礎知識 金融庁 資産運用シミュレーション 執筆者:御手洗康之 CFP
ファイナンシャルフィールド編集部