島谷ひとみ「母のがんステージ4発覚で自分の人生を見直し」デビューから毎日続く親子の電話「最高6時間通話で電話代7万超えも」
実家の母親と毎日電話で話しているという島谷ひとみさん。母親の大病を機に、人生の価値観が大きく変わることになったそうです(全4回中の3回目)。 【画像】「40歳を超えても親子で仲がいいのは羨ましい」DIYや野球などにも挑戦する最近の島谷ひとみさん写真(全17枚)
■母のがん、ステージ4宣告 ── 2019年、お母様がガンを患われたそうですね。 島谷さん:母はずっと肩や腰が痛いと言っていて、整体に通っていました。でもまったくよくなる気配がなくて、喉が詰まるような感覚があると話してたんです。これはおかしいよねという話になり、母のかかりつけの病院の先生に頼んで別の病院に紹介状を書いてもらったんです。
紹介先はがんセンターでした。そこで母が悪性のリンパ腫だということが判明。しかも、悪いことにステージ4まで進んでいたんです。今になって思えば、リンパが腫れたことで、喉が圧迫されて水が飲みにくかったり、食べ物が喉を通らなかったのだと思います。 ── お母様は何歳だったのでしょうか? 島谷さん:64歳です。母は「え? 私、これで人生終わるの?」みたいな感じで膝から崩れ落ちていました。主な治療法として抗がん剤を用いましたが、薬と母の体の相性が合わないこともあり、厳しい状況が続きました。母の闘病生活は壮絶で、治療には約半年の時間がかかりました。ただ、幸いなことに治療がうまくいき、母は半年後には回復することができて、心からホッとしました。現在は治療から約6年が経過し、元気に日々を過ごしています。
── お母様の闘病生活を支えて、島谷さん自身にも何か変化はありましたか? 島谷さん:母の闘病を見て、自分の健康に対する意識がいっそう高まりました。とくに私と母は体質が似ているから、私自身も同じ病気になる可能性があるなと感じたんです。具体的には、ストレスを減らし、寝不足を避ける。食事をしっかり摂ることを、改めて気をつけるようになりました。お母さんの経験が私にとっても大きな教訓となって、健康管理に対する自覚が強まりました。