山口真帆支えた長谷川玲奈、菅原りこも卒業 3人のコメント
暴行被害を受けた山口真帆が、21日に新潟市内の専用劇場で行われたNGT48の公演で卒業を発表。また、山口の理解者であり騒動の渦中にある山口を支え続けてきた長谷川玲奈、菅原りこも卒業を発表した。3人は5月18日に卒業公演となる。以下、山口、長谷川、菅原のコメントをお届けしたい。
山口真帆コメント全文 すべて捨てる覚悟で取った行動でした
私、山口真帆はNGT48を卒業します。今日はちゃんと紙に書いてきたので、皆さんへ今まで黙っていた思いを言いたいと思います。 私はアイドル、そしてこのグループが大好きでした。だからこそ、このグループに変わってほしかったし、自分が辛かったからこそ、大切な仲間たちに同じ思いをしてほしくないと全てを捨てる覚悟で取った行動でした。 事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。 目を逸らしてはいけない問題に対して、「逸らさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない」というのが、このグループの答えでした。だけど、この環境を変えなければまた同じことが繰り返されると思い、今日までずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたことはほんのわずかなことでした。 私には人の命より大切なものがなにか分かりません。大切な仲間たちが安全にアイドルをできる毎日になってほしいと心から願っています。 そして、私がこうして世間に発信してからも寄り添ってくれたのは、(長谷川)玲奈と(菅原)りこともふ(村雲颯香)でした。みんなの今後が決まったらこの発表をすると決めていました。 今の私にNGT48のためにできることは、卒業しかありません。ファンの皆さまには、本当に申し訳ないと思っております。たくさんの方が応援してくれて、私のもとには同じような被害に遭った方からのメッセージが寄せられ、私を見て勇気や元気が出たという方もいました。ですが、結果的にこのような形になったこと、そのような方たちの希望も無くしてしまったんではないかと申し訳ない気持ちでいっぱいです。 正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中ではあってはいけないと私は思います。たくさんの方が私のために自分の時間を削って、私のことを支えてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後は皆さんのご自身のために、楽しいことに時間を使い、幸せになってほしいです。皆さんが私に幸せになってほしいと願ってくれたように私もそう願っています。 そして、私を今まで支えてくださったファンの皆さん、このような形で卒業することになってしまい、本当に申し訳ありません。以前のように歌って踊って、毎週のように握手会があって、お互いに「またね」と言い合いたいのですが、5月5日と6日で最後の握手会となります。今までお休みをさせていただいた握手会も、そこで振り替えをさせていただきます。そこで「またね」の続きができたら嬉しいなと思います。そこでは一緒に夢の話をしましょう。 最終活動日は、(長谷川)玲奈と(菅原)りこと一緒に5月18日の卒業公演になります。怪我で今日の公演に出られていなかったりことリハビリを頑張って、またステージで笑顔で、今度は夢に向かって歩いていく姿を皆さんに見せることができたら嬉しいです。 私がこれからできることは、今の苦しい姿ではなくて、笑顔で幸せな姿を見せて、皆さんに元気を与えることだと思います。皆さんが私を助けてくれたように、私も困っている人に手を差し伸べられる人でありたいなと思います。 そして、今回のことで私はNGT48にならなきゃ良かったんじゃないかなって思うこともありました。 だけどやっぱり、こうやってみんなでステージに立って、みんなで公演をして、ファンの方に声援を頂いて、メンバーのみんなやファンの皆さんと出会えたことが幸せです。NGT48になって良かったと思います。 メンバーのみんなにも、ファンの皆さんにも、これからの人生を真っ直ぐに生きて、みんなには笑顔で笑っていてほしいなと思います。残り1ヵ月もありませんが、最後まで一人の人として、NGT48として、皆さんに今度は笑顔でまたお会いできたら嬉しいなと思っています。あと少しの間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。