県内の産品を選ぶ買い物客ら＝１３日、鳥取市晩稲のイオン鳥取北店

　とっとり県民の日（12日）に合わせて、鳥取県内の特産品や民工芸品を一堂に集めたフェアが13日、鳥取市晩稲のイオン鳥取北店で始まった。島根県との合併から再置など、鳥取県の歴史を紹介するパネル展示もあり、買い物客らが足を止めて見入っていた。16日まで。 　島根県に併合されていた鳥取県の再置が決まった1881年9月12日を記念して制定された県民の日に、鳥取への理解と関心を深めるきっかけにしてもらおうと、包括連携協定を結ぶ県とイオンが開催した。 　食品や工芸品などを手がける、県内ならではの15事業者が出品した。買い物客らは、ずらりと並んだ焼きサバずしやトマトジュース、スイーツなどのグルメ、因州和紙製品、黒サンゴを使ったアクセサリーなどを前に、品定めに夢中になっていた。 　手作りウインナーを買い求めていた鳥取市の唐沢梨香さん（48）は「遠くてなかなか足を運べない事業所もあるので、こうして集まる機会があるといい」と声を弾ませた。