浅香唯がワッキーのプロデュース舞台で〝特攻隊員のお母さん役〟で主演「気持ちを入れながらも泣くな、私です」
お笑いコンビ、ペナルティのワッキー(52)と歌手でタレント、浅香唯(55)が東京都内で取材に応じ、来年3月19~23日に東京・新国立劇場で上演される舞台「MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~」をPRした。 実話をもとにした同作は鹿児島・知覧町郡で食堂を営み、多くの特攻隊員に慕われた鳥濱トメさんの半生を描く。2009年の初演から今回で32度目の上演となり、3度目の主演となる浅香は演じるトメについて「これぞお母さんといえるくらい、明るくて大きな人間愛がある」と説明。一方、思い入れが強い役柄なだけに、「舞台上で感極まって泣いちゃうとせりふが言えなくなるというとんでもない事態になるので、気持ちを入れながらもしっかりとトメさんを最後まで演じたい。『泣くな、私』です」と約束した。 取材では報道陣の質問に応じる形で6日に54歳で死去した中山美穂さんに言及。同世代でともにアイドルとして活躍しており「とても衝撃を受けましたが、言葉にはしなくても、本当に『美穂ちゃんの分も』というか、いつまでも心に忘れないという思いと、これからも前向きでいようという気持ちは、これからも一緒です」としのんだ。 今作に出演して来年で13年目となるワッキーは特攻隊長役。命の大切さなどを描く同作を「絶対に終わらせてはいけない」という思いから今回はプロデューサー業にも奔走している。集客のために学校などを回り、スポンサー探しで企業を訪問している。今作の稽古では毎回、特攻隊員役の俳優は稽古の数時間前に集まって教練を意識した筋トレを行っており、「劇中にはないシーンだけど、ピシッとした雰囲気がお芝居ににじみでる」と強調していた。