新型ランボルギーニ・ウルスSはラグジュアリーなスーパーSUVだ!!! 超高級車ならではの異次元の世界に迫る
ランボルギーニ「ウルスS」に小川フミオが乗った!4人乗りのスーパーSUVの魅力を考える。 【写真を見る】新型ウルスSの内外装(17枚)2座しかない贅沢な後席にも注目!
ウルスにはウルスの魅力がある
ドライブしていて胸躍るSUVは世のなかに数多くない。しかし今なら手に入れることができる。運転好きのドライバーに勧めたいのが、ランボルギーニのウルスSだ。 ウルスってすごいなぁ、と、思うのは、2018年の発表から、魅力がまったく衰えていないところだ。V型8気筒エンジン搭載の高性能ぶりと、何にも似ていないシャープなエッジで構成されたスタイルは、いまでも強烈な魅力を放っている。一度ハンドルを握ると、このクルマのとりこになってしまうのだ。 いまでは、フェラーリ「プロサングエ」やアストンマーティン「DBX」など、ライバルの多いマーケットだが、ウルスにはしっかりと個性がある。 「機能性で選んだのではなく、運転が好きだからウルスを選んだ」と、周囲に思わせる説得力を持っているのだ。 今回乗ったウルスSは、3996ccのV型8気筒エンジン搭載。それまでのウルスの進化形であり、最高出力は490kW(666CV=CVはイタリアなどで使われる単位)で、最大トルクは850Nm。駆動方式は全輪駆動だ。 ちょっと詳しい人なら、ウルスSとおなじく2022年9月に、ウルス・ペルフォルマンテなるモデルも発表されたのをご存知だろう。モデルのコンセプトがす少し異なって、ペルフォルマンテは英語でいえば“パフォーマンス”のサブネームのとおりサーキットなどでも楽しめるようなモデルだ。 ウルス・ペルフォルマンテのサスペンションシステムには、金属のコイルスプリングが使われていて、柔軟性においてはエアサスペンションのウルスSに分があるが、ペルフォルマンテはサーキット走行など目的が明確な場合に強みを発揮する。 ラグジュアリー性もウルスSの魅力である。今回、乗ったモデルは4人乗りで、後席のシートは独立していて、パーソナル性が強い。しかも、独立してリクライニングが可能で、かなりの角度で背もたれが倒れる。疲れているときは気持ちよく休んでいけそう。