自民党・加藤勝信 元官房長官生出演 「中国とも首脳会談をやっていくべき」『飯田浩司のOK! Cozy up!』
自民党総裁選に出馬を表明した、加藤勝信元官房長官が9月11日(水)、ニッポン放送のニュース番組『飯田浩司のOK! Cozy up!』に生出演。 外交安全保障政策のほか、自身が会見で表明した所得倍増について、その具体的なプランなどを語った。
注目が集まる自民党総裁選挙に出馬表明している、加藤勝信元官房長官が『飯田浩司のOK! Cozy up!』に生出演した。この中で、外交安全保障政策についてふれ、「中国も含めて首脳会談をやっていくべき。(首脳会談は)日米であったとしても国と国の利益のぶつかり合いだ。安倍元総理の外交もそうであったが『ここは譲れないんだ』ということを、相手が納得するかどうかは別として、きちっと伝えていく……そういう場としても大事」と語り、トップ外交による手段をとる考えを示した。諸外国に対しズバッとものが言えるのか、という問いに対しては「安倍元総理の時は数々の首脳会談に同席してそのやり取りを間近で見てきた。そういった感覚は身についている」とし、経験値の差をアピールした。 また、昨日の出馬会見で表明した「給食費・子ども医療費・出産費負担」の3つのゼロの「財源」については、経済活動を拡大させた増収分をあてるほか、これまでの政策を見直すなどして捻出する考えを示した。 経済政策について、そもそも日本の賃金水準が低すぎると指摘した上で、所得倍増のプランについては「内閣府の試算では賃金上昇率は3.3%、ただこれでは少ない。スタートアップをうまく活用するなどして、例えば、毎年5%賃金が伸びるということになれば、15年かければ2倍の所得水準になる。できるだけ早くにこれを実現していく」と述べた。このために「賃金を上げる政策を行うことと、投資を拡大させること」により実行していくと語った。 このほか可処分所得を増やすための手段として、社会保障費などの負担を減らすなどの考えはあるかについて問われ、「その分自己負担分が増える、結果国民が払う医療費は変わらない。必要な人に必要なサービスをしていくことが重要、そしてトータルとしての負担を減らす、とくに若い人たちの負担の軽減につなげていくことが重要」とも語った。 なお、番組には総裁選立候補表明者が続々と出演しており、加藤氏は小林鷹之前経済安保担当大臣、林芳正官房長官、石破茂元幹事長に続いて4人目の出演者となった。