明石商、応援4点セット OG中野さんデザイン、「グッズで一つに」 /兵庫
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会で明石商の生徒や関係者が使う「応援グッズ」が出来上がった。鮮やかな赤で彩られたウインドブレーカーと帽子、メガホン、ナップサックの4点セット。OGのデザイナー、中野真里さん(26)=明石市=がデザインした。27日にある国士舘(東京)との初戦に向け、中野さんは「グッズでスタンドが一つになってほしい」と力強い応援に期待する。 在学中は吹奏楽部でトロンボーンを担当。野球部の応援のため何度も球場で演奏しただけに「自分の青春時代を思い出しながら、気持ちを込めてデザインした」と語る。 大学でデザインを学び、美容関係の会社で広告を制作していた中野さん。後輩たちが甲子園に出場した2016年春と18年夏にも、学校から依頼されて応援用ポスターを作った。これが地元で好評だったため、今回はグッズのデザインも依頼された。 今回のデザインで、中野さんは「おしゃれで軽快な印象」にこだわった。ナップサックとウインドブレーカーの胸元には、四角の中にカジュアルな書体で「MEISHO」の文字とバットをあしらい、91回大会にちなんで「91st」と表記。背中には頂点まで登ってほしいと願いを込めて、階段をイメージしたラインを上下に並べた。 生徒には20日ごろに配られるが、既に受け取った教職員や野球部の保護者からは「かっこいい」と好評だ。中野さんは「大会後も活用してほしい」と話している。【黒詰拓也】 〔神戸版〕