サブコンパクトからクロスオーバーへ 新型トヨタ「アイゴX」本格的なエントリーカーの全情報
アイゴXの平均燃費はリッターあたり21.2km(マニュアル)またはリッターあたり20.4km(オートマチック)となっている。そして、0-100km/h加速は約16秒、最高速度は158km/hとされている。
装備: アイゴXは背の高いドライバーにも快適な空間を提供する
広々としたインテリアデザインは、背の高い人ドライバーでも十分なスペースを確保できる。マルチファンクションステアリングホイールは、大人っぽく整然とした印象を与える。追加料金で9インチのタッチスクリーンが利用でき(標準は7インチ)、インフォテインメントシステムはApple CarPlayとAndroid Autoによるスマートフォン接続に対応するほか、無線アップデートにも対応する。
素材の選択は小型車らしいく、どこにでもあるような硬質プラスチックに加え、フロントドアとリアドアには塗装されたシートメタルが使われている。背の高い人が前席に座った場合、後席の乗員はかなり窮屈な思いをすることになるが、市街地を移動する際にはほとんどの人にとって十分だろう。「アイゴX」は、基本的なニーズ以上のものはカバーしていない。
優れたシティラナバウト
自然吸気エンジンは高回転を要求するものの、1トンを切る車重に対してエンジンは楽勝。歯切れのいい5速ギアボックスとの相性は抜群だ。1,200ユーロ(約20万円)の追加料金で、無段変速CVTも用意されている。
最初のドライブで、「アイゴ」にはすぐに納得させられた。大径ホイールとショートホイールベースという不利な組み合わせにもかかわらず、驚くほど快適に転がるように走り、ステアリングは正確で、9.4メートルというターニングサークルは非常に取り回しが良い。
結論
明快なデザイン、シンプルなテクノロジー、巧みなソリューション: エントリーレベルのクルマとして、「アイゴX」は驚くほど完成度が高い。唯一欠けているのは、電気自動車かハイブリッド車である。
Peter R. Fischer and Malte Tom Büttner