「金色のオタマジャクシ」 三郷の小学1年生が発見 家族で飼育、ヌマガエルのアルビノ個体か
埼玉県三郷市立幸房小1年の土渕蓮央さん(6)が同市中央の自宅近くの田んぼで見つけた金のオタマジャクシを家族で飼育している。ヌマガエルの中でも色素が抜けるアルビノ個体とされる。 埼玉で初確認、巨大なガ「キョウチクトウスズメ」飛来 羽を広げると大きさ12センチ、埼玉在住者がXに投稿し発覚 幼虫は有毒植物を食べ、すでに食い荒らされた痕あり食害を懸念
蓮央さんは、学校から帰ると、毎日のように母の杏奈さんと共に、虫取りに出かけるという。「生き物が大好き。将来は虫博士」と笑顔で話す。 6月22日、田んぼでうごめくさまざまな生き物の中から金のオタマジャクシを発見。どうやら近くに何匹かいる様子。同日と2日後の24日、合わせて計3匹を捕まえ、バケツに入れて自宅に持ち帰った。 自宅では父の耕太さん、弟の蒼央さんも加わり、家族でオタマジャクシを飼育する毎日。県環境科学国際センター茂木守研究推進室長に、撮影した金のオタマジャクシの確認を依頼すると、「ヌマガエルのアルビノ個体だと思われる」と返答があった。 ヌマガエルは元々関西に分布していたが、1990年代から関東でも確認され、県内にも広く分布。一方アルビノ個体は野外では目立つため、天敵に見つかりやすく生き延びるのが難しいとされる。 茂木室長は「(ヌマガエルは)国内由来の外来種で、埼玉県内でも広く分布している。暑さに強いカエルで、埼玉県は生息に都合が良いのかもしれない」と解説する。
蓮央さんは、「小学校に持って行ってみんなに見せたい。せっかく捕まえたから、長く生き残ってほしい」と目を輝かせた。
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