四国がんセンター医師ら治療や予防方法解説 患者・家族ら再認識(愛媛)
がんへの理解を深める講演会「がんと共に生きる」が12日、松山市南梅本町の四国がんセンターであり、センターの医師ががんの特徴や治療・予防方法を説明した。患者や家族ら約40人が参加し、予防接種の重要性などを再認識した。 呼吸器外科の重松久之医師(54)は罹患(りかん)率と死亡率ともに高い肺がんについて解説。外科手術は内視鏡の一種の胸腔(きょうくう)鏡の導入で、小さな切開で実施できるようになったと紹介した。痛みが小さく、入院期間も短くなるメリットがある一方、切開箇所が小さければ良いわけではなく、がんを取り除くこととのバランスが大切だと強調した。 講演会は、がんに関する正しい知識を伝え社会で支える仕組みを考える愛媛新聞社の「愛 GIVER project」の一環。(山口裕之)
愛媛新聞社