丸山義行さん死去、W杯審判員 日本人初、92歳
サッカーの元国際審判員で、日本人初のワールドカップ(W杯)審判員となった丸山義行(まるやま・よしゆき)さんが15日、老衰のため死去した。92歳。栃木県出身。日本サッカー協会が17日に発表した。 1964年東京五輪で線審(現在の副審)、68年メキシコ五輪で主審を担当した。70年W杯メキシコ大会では日本人で初めて審判員となり、ペルー―ブルガリア、ペルー―モロッコの2試合で線審を務めた。79年に国際サッカー連盟(FIFA)審判特別功労賞を受賞した。 日本サッカーリーグ(JSL)、Jリーグの規律委員長を歴任し、審判員の育成にも力を注いだ。2009年に日本サッカー殿堂入りした。