Z世代職員のアイデア期待 福島県郡山市が施策組織設置 来年2月、市長に提言
福島県郡山市は7月30日、若手職員で構成する施策提言組織「市Z世代職員コミュニティ会議」を設置した。仕事やまちづくりを通じて考えた施策を話し合い、来年2月ごろに品川萬里市長に提言する。 30日、市役所で初会合を開いた。1990年代後半から2012年ごろに生まれたZ世代に当たる28歳以下の若手職員約20人と品川市長が参加した。 若手職員は生産量日本一のコイ、作付面積と収穫量で県内一のコメなど、市の特産品を観光資源に位置付け、誘客や知名度向上につなげる施策を提案した。この他、Z世代の地元への還流を促す仕組みづくりや教育格差の是正、音楽とスポーツを掛け合わせたイベント実施、ごみの減量化などの意見が出た。 品川市長は「自分のやりたい仕事をやってほしい」と激励した上で、施策の必要性を市民に説明できるよう立案に伴う法的な位置付けを把握する重要性を指摘した。問題意識を常に持ち、現場感覚に基づいた施策の提案に期待を寄せた。
(郡山版)