ワシントン・ポスト、36年ぶりに大統領選で候補推薦せず…オーナーの「アマゾン」ベゾス氏が判断
【ワシントン=田島大志】米紙ワシントン・ポストは25日、11月の大統領選でどの候補も推薦しないと発表した。これまで民主党候補を支持するのが伝統だったが、36年ぶりに見送る。米アマゾン・ドット・コム創業者で同紙オーナーのジェフ・ベゾス氏が判断した。 【写真】トランプ氏の不倫相手とされる元ポルノ女優ストーミー・ダニエルズさん
アマゾンは米政府機関との多額の契約を結んでおり、共和党のトランプ前大統領が勝利した場合の影響を懸念したとの見方も出ている。
同紙発行人は今後の大統領選でも推薦を出さないと説明した。
同紙記事によると、社内では民主党のハリス副大統領を推薦する草案が作成されており「(ベゾス氏の)決定は多くの論説スタッフを動揺させた」とした。ロサンゼルス・タイムズも今月、オーナー主導でハリス氏の推薦を見送り、反発した幹部が辞任した。