江原啓之「“億劫な人”には、何も良いことは起きません」自己肯定感が低く、日々悩み続ける相談者に愛の喝!
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。 今回の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。 【写真を見る】パートナーの奥迫協子、江原啓之
<リスナーからの相談>
現在、大学4年生です。「劣等感」を払しょくするためには、どうすれば良いでしょうか? 高校までは友達が多かったのですが、コロナや受験があり連絡を取らなくなったり喧嘩したりして、友達と呼べる人が1人もいなくなってしまいました。たまに気になって、かつての友達のSNSを見ると、世界へ羽ばたいていたり、メディア関係の仕事で活躍したりと、それぞれが努力して輝いています。 かたや私は受験や就活などで自己肯定感が低く、「つらい」「死にたい」と思っている毎日で、ずっとクヨクヨ悩んでいます。本を読んだりしますが、最近は努力することも億劫で、「なぜ長生きしなければならないんだろう、早く死にたい」と思っています。どうしたら今の状況を変えることができますか? アドバイスをいただきたいです。
<江原からの回答>
江原:「友達が多い・少ない」とはよく言いますが、何をしたら、友達と呼べるのでしょう? 友達って、定義がないですよね。普通に仲良くするというのであれば、もう“全人類友達”みたいな感じですよね。 そして私が思うのは、「乗り物は動かないと景色が見えない」ということ。相談者さんは今、景色が見えていないはず。乗り物は動くから、車窓から景色が見えるんです。それと一緒で、相談者さんは動かないから景色が見えないんです。 動くから、景色が流れるのが見える。景色が流れれば「ああ、牧場があるな」「町があるな」「いろいろな人がいるな」……と、いろいろなことが分かるわけです。駅にたどり着けば、いろいろな人と会ったり、横に座った人と話したり、経験をする。だからそれもしないで「今の状況を変えたい」と言っているのは、おかしいのではないかな、と思います。 あなたの肉体という“乗り物”を動かそう。あなたも人生の景色をいっぱい見てごらん。「億劫」な人には、何も良いことは起きません。一歩踏み出して動きましょう。動かないと無理ですよ。 相談者さんは21歳とのことですが、21歳って微妙な年ですよね。時間がたっぷりあると思い込んでいるから。言っておきますけれど、私もついこの間まで21歳でしたよ。時は無情、残酷です。ビューンと過ぎて、もう間もなく還暦です。 「なぜ長生きしなければならないのだろう」なんて書かれていますが、あっという間に歳は取ります。本当に、その時間を大事に、大事に使ってください。みんなが天から降りてきたしずくみたいなもので、それでみんな生かされている。必要のない人なんて1人もいないんですよ。そのことを良く思ってくださいね。