昇格ならずアマ経て“帰還”「シンデレラストーリー」 得点王の補強に脚光「全ユース希望の星」
浦和アカデミー出身の新潟MF長倉が完全移籍
浦和レッズは1月3日、アルビレックス新潟からMF長倉幹樹を完全移籍で獲得したことを発表した。2024年シーズンのルヴァンカップ得点王は、アカデミー時代に所属した浦和へ“復帰”。アマチュアからJ2、J1へとステップアップしてきた苦労人25歳の加入は大きな反響を呼んでいる。 【動画】「全盛期のバルサかよ」 新潟が披露した完璧なビルドアップからのゴールシーン 長倉は23年途中に新潟に加入して、24年は30試合5得点。ルヴァン杯では6ゴールの活躍で準優勝に導いた。一方で初タイトルを懸けた名古屋グランパスとの決勝戦で延長PK戦では2人目の長倉が失敗。国立で号泣したが翌日のファンフェスタで“リベンジPK”が行われてチーム全員で励ます光景が話題となるなど、愛された存在だった。 浦和アカデミー出身で順天堂大学から関東サッカーリーグ1部東京ユナイテッドFCへ。22年夏にはザスパクサツ群馬へステップアップし、翌年新潟へ加入した。かつてユース監督だった大槻毅監督が指揮を執っていた群馬から始まったプロキャリア。ファンからは「感動的なシンデレラストーリー」「育成の大切さがわかる」「こんなに苦労して遡上することを掴んだユースっ子は珍しい」「努力で掴んだ古巣への帰還」「全Jユース希望の星」と歓迎の声が飛んでいた。
FOOTBALL ZONE編集部