ケガがなければもっと…。「ガラスの天才」日本人選手(9)両ひざにメス…。浦和で化けるはずだった元日本代表
サッカー選手に怪我は付き物だ。1度の大けがでもキャリアを左右されるものだが、その大けがを何度も繰り返してしまう選手もいる。今回は、キャリアの中であまりに多くの怪我に泣かされている現役の“ガラスの天才”日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:梅崎司(うめさき・つかさ) 生年月日:1987年2月23日 所属クラブ:大分トリニータ 今季リーグ戦成績:5試合1ゴール0アシスト 2005年に大分トリニータでプロキャリアをスタートさせた梅崎司は、翌年から攻撃的MFのレギュラーを掴むと、2007年にはA代表に選出され順調すぎるキャリアを歩んでいた。 しかし、2008年に加入した浦和レッズで、梅崎はどん底に叩き落される。加入当初は試合に出場していたものの、主力が怪我から復帰すると出場機会が減少。2009年は腰の手術で出遅れると練習中に右膝前十字靭帯損傷の大けがを負い、残りのシーズンを全休した。翌年ようやく怪我が癒え復帰も秒読みとなったところで、今度は右膝半月板を損傷し長期離脱となってしまった。 2012年からは完全復活し、シャドーやウィングバックでコンスタントに出場した。しかし2016年、試合中による接触で左膝前十字靭帯を損傷してしまった。2018年に10年所属していた浦和を去り湘南ベルマーレへ加入した後も、2020年に左膝内側半月板損傷で長期離脱を余儀なくされるなど、大きな負傷に悩まされた。 2021年からは古巣大分へ復帰し、クラブの最年長選手としてクラブを支えている。現在はヒラメ筋の肉離れで離脱しているが、梅崎は必ずピッチに帰って来るだろう。
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