「強いヤツは強いんだ。それを俺が、身をもって表現してやろうじゃねえか」

ゲイブを撃破し『NEW JAPAN CUP』優勝宣言した鷹木信悟

新日本プロレスは3月13日(水)、岡山・ジップアリーナ岡山で『NEW JAPAN CUP 2024』を開催した。 【動画】『NEW JAPAN CUP 2024』（3月13日）ハイライト 『NEW JAPAN CUP 2024』 日時：2024年3月13日(水) 17:30開場 18:30開始 会場：岡山・ジップアリーナ岡山 観衆：1,207人 メインイベント（第8試合）では『NEW JAPAN CUP 2024』2回戦が行われ、鷹木信悟とゲイブ・キッドが対戦。 ゲイブの奇襲攻撃で幕を開けたこの試合。 元気ハツラツオジサンの鷹木にゲイブが「ショッパイオッサン！」と挑発。 これで闘志に火が点いた鷹木にゲイブも応戦。 鷹木に強烈なラリアットをぶち込んだ。 新世代ファイターのゲイブに手を焼いた鷹木だったが、最後はパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンで決着。 堂々の準々決勝進出を決め、次戦ではEVILとの対戦が決定した。 ＜試合結果＞ ▼メインイベント（第8試合） 時間無制限1本勝負 『NEW JAPAN CUP 2024』2回戦 鷹木信悟 〇 vs ゲイブ・キッド × 18分20秒 　ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め ※鷹木がトーナメント準々決勝戦へ進出 勝者となった鷹木はマイクを手にした。 鷹木「なんとか、勝った……。ということで今度こそ、俺の時間がキタキタキター！（※観客は大歓声）。オイ、岡山！　平日のお忙しい中、たくさんのご来場、まことにありがとうございます。これで2回戦突破。ということは、ベスト8進出でいいのかな？　勝ち進めばおそらく辻陽太がいるであろう。優勝すれば、内藤哲也のベルトに挑戦できる。この『NEW JAPAN CUP』が開催する前、某Tスポで内藤が優勝者の予想をしてたな？　知ってるか、みんな？　本命は鷹木信悟らしい。つまりこれは、まあ俺が解くに、内藤からの叱咤であり、俺とIWGP戦をやりたいという願望だと思ってる。だが、俺や内藤がやりたいと言っても、実際に俺と内藤のタイトルマッチ、本当にお客さんが見たいのかな？（※客席から『見たい！』という声が飛ぶ）。オオ、結構いい反応だけど、ちょっと試合後、鼓膜が破れててしっかり聞こえねえから、もうちょっとデカい声で教えてくれねえかな？（※さらに大歓声）。鷹木信悟と内藤哲也のIWGP戦、お前ら見たいかーッ!?（※拍手と大歓声が飛ぶ）。鷹木信悟と辻陽太の試合を見たいかーッ!?（※拍手と大歓声が飛ぶ）。もう1つ、再び俺の腰にIWGP世界ヘビー級王座が巻かれるのを見たいかーッ!?（※拍手と大歓声が飛ぶ）。お客さんの期待に応えるのがプロだ。やるかやらないかじゃない。やるしかねえんだよ！　ヨーシ、この勢いで『NEW JAPAN CUP』のてっぺん目指して、龍の如く駆け登っていくぞーッ！」 ■試合後バックステージコメント ※鷹木はパイプイスを持参してインタビュースペースに現れると、一つ息をつき、イスで報道陣に襲いかかる仕草を見せ「フッ、やらねえよ」と笑うと、そのイスに座ってコメント。 鷹木「誰も用意してくんねえから。メインイベンターの試合後、誰も用意してくんねえから、マイセルフ。長渕じゃないよ。マイセルフで用意した。いやぁ……ゲイブが強烈なのは昨日試合して分かってたから、いや、昨日試合しなくても分かってたから、いや、覚悟しといてよかった。フッ、あの野郎、火ぃつけさせてくれんなぁ！　何が『しょっぱいオッサン』だ、この野郎！　ふざけやがって。アレで火がついたよ。 『しょっぱいオッサン』だと、この野郎！　確かに俺はオッサンだけどなぁ、『しょっぱいオッサン』じゃねえんだよ、この野郎！　ハツラツしたオッサンなんだよ！ちょうど解説席に石森いたなあ。石森も、おそらくそこは同じ気持ちだろう。俺は言ってんだろう、昔から。ジュニアだろうがヘビーだろうが、新日本だろうが他団体だろうが、男子だろうが女子だろうが、20代だろうが（※親指で自分を指し）40代のオッサンだろうが、すごいヤツはすごい！　強いヤツは強いんだ。それを俺が、身をもって表現してやろうじゃねえか。 確かに今、新日本プロレスは新世代の波が来てるかもしんねえけどな、ハッキリ言ってそんなもんはな、俺には関係ねえんだよ。な、関係ない。こういうトップの座ってのはなぁ、まあ俺は今ベルトを持ってるわけじゃねえから、偉そうに言うのもアレかもしんねえけど、トップの座は、譲るもんじゃねえんだよ。な、偉そうにしてるけど、こういう座は譲るもんじゃなく、奪うもんだ。奪えるもんなら奪ってみろって。勝ち進めば辻陽太、間違いなく来るからな。 まぁ、あんまり先のことを言いすぎると、いつも通り足元をすくわれるから、しっかり目の前のことを見とかないとな。次は静岡で、EVILか。長谷部さんよぉ、長谷部さん。EVILはどこのヤツだか知らねえけど、聞くところによると、静岡と縁があるらしいな。そうか、静岡と言えばなぁ、富士山問題もあるし、徳川と武田の問題もあるからなぁ。山梨県出身の俺としては負けてらんねえ。あぁ、やってやるって。 まぁ、とにかく今日はいいや。ゲイブの攻撃がキツすぎるからよぉ、今日のところは終わり！（※立ち上がって）ノーコメントだ！（※立ち去りながら）ノーコメントだ、この野郎！　元気ハツラツ、しょっぱくねえぞ、この野郎！」 ※ゲイブはノーコメント。 ＜写真提供：新日本プロレス＞