新庄監督決断 ローテ5人目は北山に決定 じゃんけんで勝ち取った?新庄監督「オレに勝ったら5戦目」北山「明らかにグーを出す雰囲気」
日本ハムの新庄剛志監督(52)が北山亘基投手(24)の開幕ローテーション入りを決断した。4月中は6連戦がないため、伊藤、加藤貴、上原、山崎、北山の5人で編成する。 22日の練習中、ブルペンで投球する北山の元へ向かった。「5戦目、北山くんで行くと決めていて、『じゃんけんして俺に勝ったら5戦目』って。それでグーを出して負けました」と通達した状況を解説。「ちょっと遊び心を交えながら」と笑顔を見せた。 じゃんけんでローテ入りを勝ち取った?北山は「危ねぇと思いました」と苦笑い。「今年1年の勝負に出て。もう明らかにグーを出す雰囲気で出してくれていたので。パーを出して勝って。優しいなと思いました」と明かした。 北山は自主トレ先でドジャース・山本と同じ指導者に師事。オフから山本風の左脚をあまり上げないフォームに取り組んで150キロ台中盤の威力ある直球に磨きをかけてきた。オープン戦では4試合に登板し防御率4・50。8日のDeNA戦では4回5四球で3失点と崩れたが、17日の巨人戦では4回1失点と修正してみせた。 ルーキーイヤーの22年には新庄ビッグボス流采配でリリーフ投手ながら開幕投手を務めた。昨季中に先発に転向。ローテ入りは1つの目標だった。「通年でチームが優勝することに貢献するっていうのが最低限の目標。そこは本当に死ぬ気で達成したいなと思います」と誓った。 ローテーション入りを争った鈴木はロングリリーフを含めたブルペン要員に。根本については新庄監督は「ファームの方には行かせますけど、準備はしておいてほしいという意味で。先発の5人が何かあったときには、すぐいってもらう」と説明した。