Bコミ氏イチオシ、不透明局面で生きる銘柄選びの2大手法
決算公表のタイミングを頭に入れて銘柄を選ぶことが重要だ(イメージ写真:tadamichi/PIXTA)
10月の日経平均株価は前月末比で3.14%の下落となった。アップダウンが激しく、方向感をつかみにくい局面が続いている。今後の動向を見定めるために、これまでの株式相場を振り返ってみよう。 月初はアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利を高い水準でとどめる見通しを示したことで、長期金利が16年ぶりの水準まで上昇。中東情勢の悪化を懸念するリスク回避の売りによって、米国株市場は調整に向かった。 10月中旬には、消費者物価指数の伸びが市場予想を上回ったことで金利上昇が意識されたが、FRBのフィリップ・ジェファーソン副議長らが追加利上げに懸念を示したことで金利は低下し、米国株相場は上昇した。10月後半に本格化した決算は悪くはなかったものの、サプライズに乏しく、ハイテク企業の決算が嫌気したことで下落して月の取引を終えた。
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坂本 慎太郎