「このままじゃダメ」危機感抱いた23歳ガールズレーサーが出稽古でレベルアップ! 地元戦に気合い「絶対決勝へ」/別府競輪
別府競輪のナイター「大阪・関西万博協賛(G3)」は11日、初日を迎える。1Rのガールズ予選1に出走する安東莉奈(23歳・大分=122期)に話を聞いた。 7月の高知でデビュー初優勝した安東莉奈。その後も6節連続で決勝進出し、いい流れのまま6月以来の地元戦に挑む。 「初優勝ですか? 嬉しかったけどゴールした瞬間は全然実感がなくて、それからみんなに“おめでとう”って言ってもらってだんだんと、でした。でも優勝した直後の開催(豊橋)はすごいプレッシャーでした。優勝した後は調子自体があまり良くなかったけど、最近になって着をまとめられてきているかな。あとは決勝の着をどうにかしたいですね」 以前よりも確実に安定感が増している。強くなった秘訣は練習環境を変えたこと。 「また後輩(是永ゆうき)も出てくるし、このままじゃダメだなぁって思っていたんです。それで坂口楓華さんが市田佳寿浩さんのところへ練習に行ってるのを知って、自分も、って。自分から連絡して今年の4月から福井に行って練習をさせてもらってました」 一念発起の成果は抜群。市田佳寿浩氏の下で練習し、メキメキと力をつけた。 「前節の久留米の前に地元に帰ってきました。練習メニューを送っていただいて、向こうにいた時と同じ練習をやれています」 優勝後で初の地元戦はG3と同時開催の4日制。地元としてなにかと注目を集めることになりそうだ。 「4日制は2回目(昨年4月の四日市以来)。今までの地元戦よりも気合が入ってます。絶対に決勝に乗りたい。頑張ります」 昨年4月の四日市は準決勝で敗退した。今回のガールズ、地元勢は羽田野愛花、是永ゆうきと3人。4日間、地元エースとしてシリーズを盛り上げてもらおう。(netkeirin特派員)