初雪・初冠雪ラッシュ 関東で今季初も 青森県酸ケ湯は今季全国初積雪10センチ以上
7日木曜は、富士山で初冠雪を観測しただけでなく、初雪・初冠雪の便りが続々と届いています。浅間山など、関東でも今シーズン初めて「初冠雪」となった所がありました。また、青森県八甲田山系の酸ケ湯では、今シーズン全国で初めて積雪が10センチを超えました。雪の積もった所では、路面の凍結に注意が必要です。
「立冬」 初冠雪・初雪ラッシュ
7日木曜は、二十四節気の「立冬」。暦の上では、冬の始まりです。 この暦に合わせたかのように、本州付近は、西に高気圧、東に低気圧といった「西高東低」の「冬型の気圧配置」になっています。さらに、この時期にしては強い寒気が流れ込んでいるため、冬の便りが続々と届きました。 北海道では、函館地方気象台から横津岳の「初冠雪」を観測しました。平年より9日遅い観測です。 そして、北海道だけでなく、本州の山でも「初冠雪」ラッシュとなっています。富士山では、130年間の観測史上、最も遅い初冠雪となりました。 山形地方気象台からは、朝日岳・瀧山・雁戸山の初冠雪を観測しました。朝日岳は平年より13日遅く、瀧山は平年より4日遅く、雁戸山は平年より5日遅い観測です。 長野地方気象台からは、平年より13日遅く、東方連山の初冠雪を観測しました。 宇都宮地方気象台からは、平年より3日遅く、男体山の初冠雪を観測。 前橋地方気象台からは、武尊山・浅間山・白砂山の初冠雪の便りが届きました。武尊山は平年と同じ、浅間山は平年より7日遅い、白砂山は平年より8日遅い初冠雪です。 一方、北海道では、市街地でも雪が降りました。室蘭では平年より5日遅く、函館では平年より6日遅い「初雪」を観測しました。
北海道や青森 積雪増加中
そして、北海道や青森では、積雪がどんどん増えています。 正午の積雪は、札幌では4センチを観測しました。青森県八甲田山系の酸ケ湯では28センチまで達し、全国で今季初めての積雪10センチ以上となりました。なお、昨季全国初の積雪10センチ以上は、同じく、青森県八甲田山系の酸ケ湯で、10月22日でした。 雪に慣れている所でも、シーズン最初の雪は、特に注意が必要です。