「『反対』を表明せざるを得ません」ベガルタ仙台がシーズン移行に対する考えを明らかに「乗り越えるべき課題はまだ山積している状況」
「具体的な解決策が示されるに至っておりません」
ベガルタ仙台は12月13日、Jリーグのシーズン移行に対する考えを表明した。 クラブは公式HPで、以下のように伝えた。 【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 「Jリーグシーズン移行について、当クラブでは、トップチームやフロントスタッフ、株主、サポーターのみなさま等、様々な方々からもご意見をいただきながら、慎重に議論を重ねてまいりました。 12月14日(木)の実行委員会では、全クラブが賛否の表明をする投票が行われるため、投票に臨むに当たっての当クラブの考え方をここに表明をさせていただきます。 我がホームタウンである宮城、仙台は、冬季には毎年厳しい寒気に見舞われ、積雪や凍結など日々の生活においても様々な苦労と制約を受ける寒冷地であります。 Jリーグが示すサッカー界における環境変化、ACLやクラブワールドカップの制度変更、並びに日本での猛暑の影響等は十分理解できる一方で、移行した場合の冬季における試合開催の困難や平日開催の増加といった集客やボランティア参加の課題や行政年度とのズレによる公共施設の会場確保への影響、更には、移行に伴う臨時的支出の増加など経営に与えるインパクトなどを熟慮したとき、乗り越えるべき課題はまだ山積している状況にあると認識しています。 これらの残された課題に対しては様々な案が示され、60クラブ共同で検討作業が続けられている途上にあり、未だ皆が納得感を得られる具体的な解決策が示されるに至っておりません。 よって、課題解決の目途が立つまでは、シーズン移行に対しては「反対」を表明せざるを得ません」 一方で、「今後具体的な課題解決案や代替案が示され、それが当クラブや株主、サポーターのみなさま並びに降雪地域のクラブにとっても納得感があり、ハンディとならないようなものであれば、当クラブとしてもその実現に向けてJリーグの一員として協力していく所存です」という。 最後は「引き続き、Jリーグ並びに日本サッカー界全体がさらなる発展を遂げるために、クラブとしてしっかりと意思をもち、課題に向き合いながら議論に参加していきます」と締め括った。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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