ヤンキースのロサンゼルス行きチャーター機を第3戦先発シュミットの父が操縦「特別な瞬間だったし、父もそうだったと思う」
ワールドシリーズ第2戦(ドジャース―ヤンキース、26日、ロサンゼルス)米大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)はドジャースタジアムで第2戦が行われる。第3戦に先発するヤンキースのクラーク・シュミット投手(28)が記者会見に出席。ヤンキースナインがドジャースタジアムに向かうニューヨーク発のチャーター機の機長を父・ドワイトさんが担当したと明かした。 【写真】六回、ヤンキース・ジャッジを三振に斬ったドジャース・山本由伸 MLB公式サイトなどによるとデルタ航空で20年以上パイロットを務めるベテランで当初は家族で観戦に訪れる予定だったが、サプライズでチャーター便の機長に選ばれた。シュミットは「特別な瞬間だった。父もそうだったと思う。以前は海軍のパイロットだったんだ。そんな話も喜んでしていたよ。『もっと操縦に専念してくれ』と思った人もいたかもしれないけど」と機内に様子を明かした。第2戦後は家族用チャーター機を操縦し、ニューヨークへ戻る。 ドワイトさんは昨年8月もヤンキースのチャーター機の機長を担った。シュミットは幼少期、父と小型飛行機に乗った記憶もあり「私に知識を植え付けようとしてたが、自分はいつも野球が第一だった」と回想。2歳上の兄は最近パイロットになったという。引退後に自身もそうなるかと問われが「それは絶対にないね」と笑顔で否定していた。