空き店舗や事務所などの利活用事業を本格スタート 福島県南相馬市のサポートセンター 出張型相談会も初開催
福島県南相馬市の南相馬空き家・空き地サポートセンターは、空き店舗や事務所、倉庫などの利活用事業を本格的にスタートさせた。会員の地元不動産業、工務店などとの連携を生かし、移住促進や産業活性化を目指す。 センターはこれまで空き家、空き地の登録や利活用法のアドバイス、物件の紹介を行ってきた。店舗や事務所に関する相談も多いことから、新たに対象に加えた。 空き店舗などの処分に困っている所有者の相談に乗り、賃貸や売却物件として空き家バンクに登録し、ホームページなどで紹介している。市内での出店、起業を希望する人とのマッチングを図るほか、改修の相談にも応じる。センターを運営する不動産業や工務店のノウハウを生かし、具体的な提案を行う。 センターの荒明健会長は「空き家だけでなく空き店舗問題を解消し、市内ににぎわいを創出したい」と話している。 ◇ ◇ 南相馬空き家・空き地サポートセンターの窓口「ミライエ」は出張型の相談会を始めた。
第1弾として10日、南相馬市原町区の南相馬健康福祉センターゆらっとで開催した。空き物件をパネルで紹介し、ミライエのスタッフが空き家や空き店舗に関する困り事の相談に応じた。 (相双版)