米ワシントンでカーター氏の国葬 菅氏はハガティ氏とトランプ政権で意見交換
【ワシントン=坂本一之】昨年12月29日に死去したカーター元米大統領の国葬が9日午前(日本時間10日未明)、首都ワシントンで執り行われる。国葬に参列するため訪米中の菅義偉元首相は8日、連邦議会で共和党のハガティ上院議員と会談しトランプ次期政権について意見を交わした。 首相特使として訪米した菅氏は会談で、20日に発足するトランプ次期政権(共和党)の顔ぶれについて意見交換し、「日米同盟を新たな高みに引き上げていきたい」と述べ、ハガティ氏に協力を求めた。 ハガティ氏は「助力を惜しまない」と応じ、両氏は「日米同盟の維持、強化に取り組む」ことで一致した。ハガティ氏はトランプ氏と近く、次期政権での閣僚起用も取り沙汰されていた。 石破茂首相は2月以降のトランプ氏との首脳会談を模索している。 カーター氏の国葬はワシントン大聖堂で営まれ、バイデン大統領(民主党)やトランプ氏らが参列する。トランプ氏はこれに先立つ8日、議会議事堂に安置されていたカーター氏のひつぎの前で黙禱をささげた。