韓国、研修医離脱は「重大脅威」 尹大統領、増員譲らず
【ソウル共同】韓国政府の大学医学部の定員増方針に反発した研修医らが一斉に職場離脱した問題で、尹錫悦大統領は1日「社会の重大な脅威だ」と離脱を批判する談話を発表した。対立の激化が10日投開票の総選挙に影響するのを懸念し早期復帰と対話を呼びかけたが、増員方針は曲げないと強調。医師会は「失望した」と非難し、先行きは不透明だ。 尹氏の演説は約50分間と異例の長さで、医学部定員2千人の増員は急激な高齢化による深刻な医師不足を解消するための「最小限の規模だ」と説明。政府が一方的に改革を進めているとの見方には「医療界と十分に議論を重ねた」と反論した。
