井上尚弥 世界王者になって10年「やるべきことを突っ走ってきたら10年経過」一問一答
「ボクシング・4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム) 【写真】世界王座初奪取から10年の区切りを迎えた井上と大橋会長 信頼関係がうかがえる! 王者・井上尚弥(30)=大橋=が6日、初の世界ベルトであるWBC世界ライトフライ級王座を獲得してから区切りの10年を迎え、コメントを発表した。6日はルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受けて防衛戦を行う5・6東京ドーム大会まで、ちょうど1カ月の区切りでもある。 井上との一問一答は次の通り。 -4月6日で世界王座獲得から10年が経過します 「4月6日は僕にとっての誕生日のようなもの。言われて10年なんだと気づきましたが、10年なんだ、という感慨はありますよ」 -世界王者であり続けた10年間は 「やるべきことを突っ走ってきたら10年経過しました。この10年間、特にプレッシャーも感じることもなかった。試合前ごとに感じるプレッシャーはあるけれど、チャンピオンであるべきプレッシャーというのは特になかった。追いかけられているような感じもなかった。強くありたいという気持ちがでかいのかなと思う」 -この10年間で思い出す瞬間 「特にないけれど、一つ一つの試合に思い入れ、あの時、こうだったなとかはある。ただ、まだ振り返ることでもないかなと。まだまだ先があるので」 -ドームまで1カ月 「今はすごく良い仕上がりです。ネリ選手が相手、東京ドームでやれること、それが自分の中でプラスに働いている」 -今後の調整は 「追い込みながら一つ一つ確認しながら、ズレをなくしていくことが必要になる。体重調整も必要で、いろいろなことが入り交じっていく時期だから、自分としてもすごく楽しい時期になる。そのような感覚で1カ月間過ごしていきたい」 -チケットの売れ行きが良い 「順調みたいですね。やるんだったら満員にしたいですよね。リングが少し遠くて見えなくても、雰囲気とかすごいものがあると思うので」