約3ヶ月ぶりの戦列復帰が決まったパドレスのダルビッシュ有（MLB Advanced Media）

　日本時間9月3日、ようやくフェルナンド・タティスJr.が戦列復帰を果たしたパドレスだが、先発ローテーションにも頼もしい戦力が戻ってくることになった。5月下旬に左股関節を痛めて故障者リスト入りしたあと、右ひじの炎症や家庭の事情によって長期離脱していたダルビッシュ有の戦列復帰が決まったのだ。パドレスのマイク・シルト監督は、ダルビッシュが日本時間9月5日に本拠地ペトコ・パークで行われるタイガース戦に先発する予定であることを発表。ダルビッシュにとって、約3ヶ月ぶりのメジャーのマウンドとなる。 パドレスのダルビッシュ有が史上3人目の日米通算200勝を達成する 　家庭の事情で7月上旬に制限リスト入りしていたダルビッシュだが、8月下旬に故障者リストへ復帰。戦列復帰に向けたリハビリを再開し、日本時間8月31日にはレッズのマイナーリーガーを相手に4イニングを投げた。日本時間9月3日には自軍の試合前にブルペンでの投球練習を行い、戦列復帰に向けた準備が完了。日本時間5月30日のマーリンズ戦以来、約3ヶ月ぶりとなる復帰登板に臨むことが決まった。 　現在38歳のダルビッシュは今季ここまで11試合に先発して56回1/3を投げ、4勝3敗、防御率3.20、53奪三振を記録。日本時間5月1日のレッズ戦から同20日のブレーブス戦にかけて自身4連勝を飾り、今季4勝目は日米通算200勝という節目の白星になった。日米通算200勝は野茂英雄、黒田博樹に次ぐ3人目の快挙であり、日本時間9月5日の復帰登板ではそれ以来の白星となる「日米通算201勝目」を目指すことになる。 　ダルビッシュの復帰により、パドレスはジョー・マスグローブ、ディラン・シース、マイケル・キング、マーティン・ペレス、そしてダルビッシュという頼もしい5人で先発ローテーションを形成することに。一時はマット・ウォルドロン、ランディ・バスケス、アダム・メイザー（7月末にマーリンズへトレード）らを起用してなんとかやりくりしていたが、シーズン終盤のラストスパートに向け、いよいよ役者が揃った。