V筆頭候補の花咲徳栄、5年ぶり甲子園へ「気持ちだけは負けないように」生田目奏主将/埼玉
<高校野球埼玉大会・組み合わせ抽選会>◇18日◇さいたま市・ソニックシティ 第106回全国高校野球選手権埼玉大会(7月11日開幕)の組み合わせ抽選会が18日、さいたま市内で行われた。 5年ぶりの優勝を目指すAシードの花咲徳栄は2回戦から登場。13日に越谷東との初戦を迎える。生田目奏主将(3年)は「秋春と優勝して、夏は追われる立場。チームでは『他の高校は全部、徳栄を倒しに来る』と言っているので、気持ちだけは負けないようにしたい」と誓った。 昨年は決勝で浦和学院に敗れ、聖地へあと1歩届かなかった。昨年の決勝に出場した生田目は「本当に悔しい思いをした」。新チームでは主将を任され「勝利というところだけは強く信念を持ってやってきた」という。秋と春の県大会を制し、関東大会では他県の強豪と戦い、経験を積んだ。圧倒的強さで、県内無敗で夏を迎えた。 今秋ドラフト候補の石塚裕惺内野手(3年)擁する強力打線が武器だが「投手中心の守りは、まだ詰めが甘い。関東大会に出て足りないことに気づけた」。夏に向け、さらなるレベルアップに取り組む。19年以来の甲子園へ。「あと少しで開幕なので、きっちり準備をしたい」と力を込めた。