堤聖也が穴口一輝と激闘展開。4度のダウンを奪い日本王座4度目の防衛に成功「てっぺん獲ります。待ってろ世界!」
日本バンタム級王者の堤聖也(角海老宝石)が「WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦」(12月26日、東京・有明アリーナ)のセミファイナルで穴口一輝(同級3位、真正)を相手に4度目の防衛戦に臨み、4つのダウンを奪い3-0の判定勝ちを収めた。 堤は2022年に澤田京介を破り王座を獲得すると、ここまで大嶋剣心、南出仁、増田陸を破り3度の防衛に成功していた。 1R、ともにサウスポーの構え。堤は穴口のパンチに右ジャブを当てていく。穴口も右ジャブ、ワンツー。堤はガード。穴口は左のショートを狙う。堤も右ジャブを的確に当て、左を放っていく。 2R、堤はこのラウンドもサウスポー。そして圧をかけていく。穴口の右に左フックを合わせる堤。しかし穴口もワンツー。距離を詰める堤だが、穴口が距離を取って左ストレートをヒット。堤の入るところに穴口が左フック。堤は左に回って右ジャブ、そして左フック。穴口が遠めから左ストレート、これに堤が左ストレートを返す。 3R、圧をかける堤。穴口が足を止めてパンチの連打。堤が左目じりをカット。続く打ち合いの中で穴口がダウンも、これはスリップ。穴口はワンツー。堤の右ジャブに穴口が右ボディー。打ち合いとなると堤が左のオーバーハンド。堤にドクターチェックが入る。前に出る堤に穴口が右フック。距離を詰めたい堤に穴口が右ジャブ。そこからパンチを連打。
4R、圧をかける堤に穴口は右ジャブ。堤が入ってパンチを放つが穴口はクリンチ。堤の入り際に左フック、左ストレートの穴口。打ち合いに持ち込みたい堤だが、穴口は右ジャブ、右フックをひっかけさばいていく。しかし穴口の右をさばいた堤が一気に左フック、右フック当て、ぐらつかせると最後は左ストレートで堤がダウンを奪う。 5R、堤がいきなり仕掛け打ち合いに持ち込む。堤は右ジャブから左ストレート。そして互いに額をつけて打ち合う。ともにボディーを打ち合う中、堤の左アッパーに穴口は左フックを合わせる。なおも頭をつけてのボディーの打ち合い。穴口も右ボディーからワンツー。堤が打ち返すが、穴口は終了間際にパンチをまとめる。 オープンスコアは1人が47-47、2人が48-46で穴口。 6R、ここもサウスポーの堤。ともに右ジャブから左のパンチにつなげる。穴口は距離を取るが、堤は歩きながら距離を詰めパンチを振っていく。堤は時折スイッチを見せるが基本はサウスポー。前に出る堤に穴口は足を使って右ジャブ、右アッパー。堤は詰めて左右のボディー。穴口は右手を前に出して堤の前進をけん制。パンチを打ち合う中で、堤にまた出血が見られ、再びドクターチェック。再開後、穴口はその傷口に右フック。離れると飛び込んで右フック。